人生の回復を助けてくれる社会保障・・・でも、そこはジャングル


  交通事故や労働災害などの後、重度の後遺障害を負った方は、自分の人生をどう取り戻し、どう作り直すのかという課題に直面します。私たちはこれを「人生のリカバリー」と呼んでいます。

 

人生のリカバリーを助けてくれるのは、様々な社会保障制度です。ただし、社会福祉制度は非常に複雑に成り立っていて、まるでジャングルのようですジャングルの全体像をしっかり把握できる専門家は、残念ながらどこにもいません。

 

この会が目指す方向

 

もちろん、医療、福祉、法律など各分野の専門家はいますので、分野別の助けやアドバイスは受けられるかも知れません。しかし、社会保障のしくみ全体を通じて、一緒に考えたり、一緒に悩んでくれる支援者がいないのです。だから、事故後10年以上も道に迷い、リカバリーがうまくできない方も少なくありません。

 

私たちは、自分がもしも当事者であれば、どうして欲しいのかという視点で考えてみました。その結果、次の2つのポイントが見えてきました。

 

  1. 医療・福祉・法律など専門分野を超えたネットワークをつくること。

  2. 道案内人が、最初から最後まで一緒に寄り添うこと。

    これらを実現する事で、事故にあった方が余分な苦労せずに、社会保障の仕組みを最適に利用できるはずです。そして、そのような社会をつくる事が、みんなの切なる願いではないかと思うのです。

    今回のシンポジウムで、私たちが目指す方向を知っていただき、分かち合う事ができれば幸いです。

     

 

神戸リカバリー研究会 

 

代表 岡村英樹